本記事では過去に行った IT コンサルティングの事例を紹介します。 本事例は大手商社の新規事業としてフードデリバリー事業を IT の側面から支援した事例になります。
事例概要
支援背景
大手商社の新規事業 PoC としてフードデリバリー事業の立ち上げを計画。 ビジネス理解・業務設計・オフショア(ベトナム)開発管理を行う必要があった。
解決策とアプローチ
- ビジネス状況を整理・分析し、それをアプリの課題へと落とし込み、さらにアプリ自体の課題調査・分析を行いました。
- 利用者や管理者からの要望を収集し、それらをシステム開発のための優先順位付けなどの管理方法を確立しました。
- ベンダーが効率的に、またビジネス効果の高い開発が行えるような仕組みを構築しました。
- ビジネス判断が必要な場面では、プロジェクト責任者(企画担当)が判断可能なように論点を整理し、必要な資料を作成しました。
提供価値

- 1名でビジネス理解・分析からアプリ開発・リリースまでを対応することで、スピード・アジリティの高い対応を実現
- 属人的にならないよう適宜スキームや考え方を文書化し、伴走しながらも、自走(内製化)できる状況を維持
- 海外経験のあるメンバーによる対応により、ベトナム人とのコミュニケーションミス無く開発を進めた
事例詳細
本件は 2 年近く支援した長期の事例であり、ビジネスのフェーズ毎にその役割も変わっていったため、時系列を追って、ビジネスの変化、弊社の役割、提供価値を説明いたします。
アプリ初期開発
背景・経緯
- クライアントは別企業のビジネスコンサルとともに新規事業を計画
- オフショア(ベトナム)開発可能な日本のベンダーにてアプリ開発を決定
- 弊社はベンダー側の IT コンサル・プロジェクト管理の役割として参画
主な問題・課題
- クライアントのビジネス判断として早期ローンチを目指していたため開発期間がタイト
- 一方でアプリ・システム要件が明確でない、かつ、運用管理関連の機能が未定義
- オフショア開発でありコミュニケーションミスのリスクが高い
弊社役割
- 不明瞭なアプリ・システム要件の明確化、運用管理の業務設計・システム要件整理
- ビジネス計画に合わせた開発計画の立案・開発チームの管理
- ビジネス計画や予算、開発スケジュールに合わせて開発範囲・優先順位付けの整理・調整
提供価値
- ビジネス計画通りに進めようとした場合、全ての機能をスケジュール・予算では開発不可であったため、計画を深く理解した上で開発スコープや開発優先順位付けを提案
- オフショア開発で開発日園が発生したため、ビジネス計画に影響させないよう、QCD コントロールを実施し、ビジネス計画に大きな影響なく初期ローンチを実現
- ローンチ後の開発を見据えて、Agile 開発スキーム・体制を構築
サービスローンチ
背景・経緯
- アプリの初期開発が完了し、サービスの公開・ローンチに移行
- クローズドな環境でのサービス提供を通して、今後の一般公開に向けてアプリ・システム及びその運用の安定化を図る
主な問題・課題
- 初期バージョンのアプリであるため、ユーザーフィードバックに基づいた改善や新機能の追加が必要でした。
- マーケティング活動との連携が求められ、市場からの反応を見て迅速に対応する必要がありました。
- 初期開発で見送った機能も含め、ビジネス計画に合わせた開発管理が求められました。
弊社役割
- 初期開発で間に合わなかった開発と追加要望を整理・優先順位付けを常に整理しビジネス計画や方針変換にも対応してビジネス価値を最大化
- ユーザーフィードバックの分析と優先順位付け、開発チームへのフィードバック
- マーケティング活動との連携、市場反応に基づくアプリの改善や新機能の開発をサポート
- 現場で発生している課題整理の吸い上げのために各担当者とミーティングの上開発要件を整理
提供価値
- ビジネス計画・要望と現場課題、システム・アプリの仕組み上必須の開発事項など、様々な開発事項を整理し、ビジネス価値が最大化させる開発計画の策定・開発管理を一手に対応
サービスグロース
背景・経緯
- サービスローンチ後、サービスの運用と拡大に焦点を当てる
- 一般公開とマーケティング施策の実施と新機能の開発を推進
主な問題・課題
- 競争が激しい市場での差別化とユーザーの維持・獲得が求められました。
- 新機能の開発と既存機能の改善のバランスを保つことが重要でした。
弊社役割
- マーケティング戦略と製品開発の連携をサポート
- ユーザーフィードバックとデータ分析に基づく新機能の提案と開発
提供価値
- 差別化戦略の推進により、市場での位置付けを強化し、ユーザーベースをさらに Y%増加
- データ駆動型の製品開発により、ユーザーエンゲージメントとリテンションを向上させることができた
- 加えて、将来クライアントだけでも安定して開発管理が可能となるよう、開発スキームの整理を実施
サービスクローズ
背景・経緯
- ビジネス目標の変更や市場環境の変化により、クライアントにてサービスのクローズを決定
主な問題・課題
- システムの適切な終了手順が求められました。
- システム資産の保全に関する対応策を整理し、実施する必要がありました。
- 個人情報に関する対応方針を策定する必要がありました。
弊社役割
- システム終了の手順とデータの保存・保護
- 個人情報に関するデータ削除等の対応方針の策定
提供価値
- ユーザーへの透明性と尊重のあるコミュニケーションにより、ブランドイメージを保護
- データの保護と法規制の遵守を確保するための適切なシステム終了